飲み会が終わって、外に出る。冬なら白い息が漏れて、酔った体に夜風が当たる。そのとき、なぜかラーメンが頭に浮かぶ。
おなかはそこまで空いていない。でも、食べたい。なんなら、食べないと夜が終わった気がしない。そういう感覚、一度くらいはあるんじゃないかと思う。
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〆ラーメンはいつから始まったのか
〆ラーメンという習慣がいつ生まれたのか、はっきりした記録はないらしい。ただ、ラーメン激戦区として知られる札幌では、飲んだ後にラーメン屋へ流れることが、ごく自然な習慣として根付いている。札幌味噌ラーメンの歴史は1950年代にさかのぼる。当時から深夜まで営業する店が多く、仕事帰りや飲み会帰りの人々が立ち寄る場所として機能していた。気づけばそれが「締め」になっていたのだろう。
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なぜ飲んだ後にラーメンなのか
アルコールを摂取すると、体は糖分や塩分を求めるようになるらしい。ラーメンのスープの塩分と、麺の糖質が、その欲求にちょうどはまる。体が正直に求めているのだから、食べたくなるのは自然なことだ。ただ、それだけじゃない気もする。
〆ラーメンには、「今夜はちゃんと楽しんだ」という確認みたいな意味合いがあるんじゃないかと思う。会話が盛り上がって、気持ちがまだ夜の続きにある。そのままタクシーで帰るのが、なんとなく惜しい。もう一軒、でも体力はない。そういうとき、ラーメンがちょうどいい着地点になる。熱いスープを一口飲んで、そこで初めて「ああ、今日はよかったな」と思える。
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札幌の夜と、ラーメンの相性
締めパフェと違って、ラーメンはひとりでもすっと入れる。カウンターに座って、黙ってスープを飲んで、夜を終わらせる。それがまた、いい。
味噌、醤油、塩。スタイルも店も多くて、何を食べるか迷うこと自体が楽しい。深夜でも行列ができる店があって、酔った状態で並びながら、となりの見知らぬ人と少し話したりする。札幌の夜には、そういう偶然の時間がよく似合う。
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マイすぽっつでは、そんな〆ラーメンを楽しめるお店をまとめています。「締めはやっぱりラーメンでしょ!」そう思った夜に、ぜひ参考にしてみてください。